『首都大地震 揺れやすさマップ』
先日、家探しにあたって地盤の調査が重要なことを説いた
『住んでいい町、ダメな町』という本を紹介いたしましたが、
その調査の手助けになる本を見つけてきました。
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『首都大地震 揺れやすさマップ』
目黒 公郎 (めぐろ きみろう) 著 (旬報社)
です。
首都大地震揺れやすさマップ あなたのまちはなぜ揺れるのか [ 目黒公郎 ] 価格:1,944円 |
本文部分では、見開きの左ページに2012年の土地条件図、
右ページに同じ地域の1910~1920年代の地図
(それも一部を除き関東大震災前の地図)を並べた
レイアウトになっていて、百年くらい前にそこがどんな土地だったか、
どんな地名だったのか、わかりやすくなっています。
しかも、土地条件図は更新世段丘とか干拓地などの土地条件による色分けと
東日本大震災での震度情報の表示、
古いほうの地図は揺れやすさの評価による色分けと
関東大震災での震度が6強~7だったとされる地域の表示、
となっています。
(関東大震災の震度については、当時の記録を今の震度基準に
あてはめての数値ということになりますが。)
でも、この本の欠点が、ただ一つあります。
収録されているエリアが、狭いことでしょう。
目次の下にある地図を、上に引用しました。
#サムネイル画像をクリックすると、大きな画像で表示します。
(640X606、73KB)
ですので、分かる方には、ある程度わかるかと存じますが、
例えば、東武東上線でいうと、朝霞台駅は載ってるが、志木駅がない。
西武池袋線では、ひばりが丘駅はあるが東久留米はない。
宇都宮線では大宮駅までは頑張って収録したが土呂は・・・。
といった感じです。
個人的には、川越市、小手指、東大宮あたりまでは
収録して頂きたかったのですが、
古地図の入手コストとか、本の厚さとかで難しくなるのでしょうか。
(本が厚くなりすぎないように地域別で分冊にすると、
古地図のコストを転嫁できなくなる、とかもあるかも・・・。)
なお、ここで書いた具体的地名の方角が偏ってるのは、
私自身が住むことを想定しているエリア
(および、過去四半世紀あまりに私が住んだエリア)が
そっちに偏っているから、
ということだけのことで、別に他意はありません。
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首都大地震揺れやすさマップ あなたのまちはなぜ揺れるのか [ 目黒公郎 ] 価格:1,944円 |
ちなみに、ISBN-13 コードは、
ISBN978-4-8451-1326-2 です。
書籍JANコードの下段(分類コードとか含む方)は、
1922036018004 です。